のみニュケーションと社員旅行のこれから

私が社会人になった約40年前、普通にのみニケーション(またはノミュニケーション)と社員旅行はあった。

初めての社会人になった時。それが当たり前だと思っていた。

毎晩のように先輩におごってもらった。特に一年生の時は、1次会にはじまり2次会3次会と、自分で支払った記憶がない。

だが、楽しかったかと言えばうそになる。スナックでカラオケを歌わされるのと店の人と話をするように促されるのがいやだった。

性分として今も変わらないが、マイペースで楽しみたかったからだ。


そんな私でも同じ部署の新入社員3人はいつも飲み会に呼ばれた。男性は私一人で深夜まで何度も付き合わさせられた。

この頃に、のみニケーションという言葉はなかった。わざわざそういう言い方をしなくても、当たり前だったからだと思う。


私の会社は建設会社だったからだと思っていたが、退職して色々な業界の話を聞くと、業種と言うより時代だったのだろうと思う。まだバブルははじけていなかったし、接待交際費も沢山あった時代だ。


もう一つは社員旅行だが、これも当たり前のように義務だと思った。結局4年目の年末に会社を辞めたので、4回経験しただけだが、その当時の写真も少しは残っていて、これはこれで良い思い出だ。

テニスやレクレーションも楽しかった。毎回一泊2日で温泉や保養所でのとても短い時間だったが、上司や先輩の人となりも分かったし、意外な一面を発見できてよい機会だったと思う。


ただ、私の場合は、一年生の時に酔っ払って足を骨折したという経験があり、私が退職した後もしばらく語り継がれたようだ。

ただ、これはこれで、私の人生の1頁としては良い思い出にはなっている。


時代は変わった。

ここ最近10年、20年は、のみニケーションも社員旅行も少なくなる傾向があった。一方で、あまりにも減り過ぎて、社員旅行も見直しが起りそうな気配もあった。


そうしてコロナ禍になった。

オンラインや在宅で社員のメンバーが会えなくなった。

そして1年半の制約から解き放たれたように、昨年の12月はあちこちで忘年会が行われていた。もちろん、ある程度の制約の中だが、少なくとも長い間の反動もあり、やっぱり、飲み会も良いね。たまには、のみニケーションも必要だねというムードだ。


私は、自分が関わっている会社では、これからも、のみニケーションは昔ほどにはするつもりはない。それこそ、創業した頃、私が30代では、毎晩のように社員と飲みに行った。

いわゆる大企業などで象徴的な会社の飲み会とは違う。私も若かったし部下はほとんどが20代。 

ただ単に遊んでいた。明け方まで遊んだことも何度もある。これはこれで楽しかった。丁度、ベトナムなどの新興国が今こんな感じた。会社の人と飲むわずらわしさよりも、単純に飲んで楽しむことの方が上回っている状態だ。


日本だけでなく新興国でも様々なのみニケーションを体験してきて思うこと。

それは、やっぱり食事をしながら、自由に歓談する、交流をする。とても大切なことだと思う。


そういう意味では、最近であれば自然に囲まれた屋外でのバーベキューが最高だと思う。この秋に私自身何回かそういう機会があったこともあって、今年暖かくなってきたら、できるだけ屋外でののみニケーションを色々な機会に行おうと思う。


花見も月見もしたい。日本国内は特に良い場所が沢山ある。社員旅行もこれからは、復活するのではないかと思う。

特に自然の中での体験や学び、農業ツーリズムやグリーンツーリズム。ヨーロッパでは当たり前だが、日本もコロナ禍をきっかけにブームがやってくるように思う。


また、そういう機会が創れる会社が生き残っていく時代だと思う。

時代と共にのみニケーションや社員旅行のやり方や中身は変わる。

そろそろ、昭和のやり方から卒業して令和ののみケーションや社員旅行が定着するのではと結構楽しみにしている。

知り合いの社長とも連携してするのもありだなと最近思っている。


以上

近藤昇オフィシャルサイト

ブレインワークスグループ CEO 近藤昇