新幹線の車窓から観て感じる日本の農業

最近新幹線に乗る機会が少なくなってきた。

コロナ禍で東京出張が激減したからである。私は新幹線の車窓から見る景色が大好きだ。


神戸に住んでいて、東京との毎週の往復が日常だったコロナ禍以前。

その時は、海外にも頻繁に出かけていたが、日本にいる時は、平日はほぼ毎週東京にいた。

そんな訳で、毎週、神戸東京間を往復していた。


正確には数えたことがないが、会社を創めて以来この約30年間でおそらく1000回は軽く超えている。にもかかわらず、私は車窓から流れていく景色を見るのが好きで飽きない。と同時に最近は、スマホであれこれと写すのが楽しみだ。


時にはすれ違う新幹線や景色を動画に撮ることもある。先日は、快晴の富士山をライブで少し配信もしてみた。海外の人にも観てもらいたいからだ。このライブ結構評判が良い。


実は、私はベトナム人の友人が多い。

彼らを日本に案内した時に、新幹線に感動していたのがとても印象的だ。ベトナムと言えば、南北に縦長で日本に結構似ている。その日本の中心部を新幹線で走る。自国の将来を想像してワクワク感が高揚していたようにも思う。


富士山が観えるあたりを走るとき、私がタイミングをアドバイスしてバッチリ。富士山を観られたた時の彼ら彼女らの歓声もいまだに忘れられない。富士市を通過する僅かの約2分がショータイムだ。

私も毎回富士山を観るのを楽しみにしている。とんでもなく疲れていて、寝入ってしまい通りすぎ後悔したことも何度もある。


神戸東京の往復の新幹線の車窓からの楽しみ方は実に沢山ある。

実は、私が新幹線に頻繁に乗るようになって、発見したことがある。日本は農業国であることの再認識だ。それはもう25年ぐらい前の事だ。特に、5月6月ごろの移動の時にそれを強く感じる。


その頃と言えば、田植えが行われる時期だ。新幹線の車窓から一面水田が広がる。これはある特定の地域に限った話ではない。


具体的に神戸からの出発で説明する。

新神戸駅は六甲山の麓にある。だからすぐにトンネルに入る。新大阪駅までは直ぐだ。京都に向かう沿線で、ちらほらと水田が見える。

本格的な水田に遭遇するのは、京都を通過して滋賀に入ったあたりだ。そこから名古屋まで、関ヶ原を越え岐阜に入る。伊吹山などを背景に水田が広がる。日本の水田ほど美しいものはない。まさに自然と人間が織りなすアートである。

名古屋を越えて浜名湖に向かう。その間も一面水田である。

こんな感じて、初夏に水田を眺めているだけでも実に楽しいし、奥行きが深い自然を堪能できる。

実際、毎週移動していると、稲の成長だけを意識していても、新幹線の旅は飽きがこない。


そして、秋になると収穫が始まる。背景には紅葉が近づく山々が観える。

春もまた格別な楽しみがある。日本人なら誰でもが愛でる桜である。

桜を楽しめる期間は1か月もない。それでも桜前線の移動を感じることが出来る。私は、新幹線沿線の桜の撮影スポットは全部頭にある。


話は元に戻るが、私が最近新幹線で一番関心があるのはやはり農業だ。ビジネスで実際に国内での農業に取り組むようになったからなおさらだ。改めて眺めてみても、実に多様な農業がある。


最近特に目立つのがグリーンハウスだ。きっとトマトではないかと思う。それと同時にソーラーパネルも増えた。パネルの下で育てる最近良くある農業スタイルである。静岡辺りは見事な茶畑が広がる。日本の農業の変化もあちこちで感じることが出来る。


新幹線の車窓から見る農業は日本の農業の中では比較的大規模で、農業の適地が多いと思う。しかし一方で、一部山間部の農地も垣間見ることもできる。実に多様なのである。


何度も書くが、新幹線からの景色は何度眺めても飽きることがない。そんな中、農業だけに意識を集中して、移動すると結構日本の農業を考える時間としてお勧めしたい。


以上

近藤昇オフィシャルサイト

ブレインワークスグループ CEO 近藤昇