人生の最高の学びの機会は人づきあいである訳

人付き合いは実に多様で奥が深いと、今更ながらに思う。


まず、私の人付き合いから書いてみたい。

明確に分けることが出来るわけではないが、人付き合いはプライベートと仕事に区分できる。


私の人生を簡単に振り返ると、31歳で創業するまでは、明らかにプライベートな付き合いが優先だった。ただ、そういう付き合いが、平均的な人に比べて多かったわけではない。どちらかというと、大学の友人や仕事の延長線上のプライベートな付き合い程度だった。


仕事は、ボチボチだったので、とても限られた人達との付き合いで20代は過ごした。

それが31歳で創業してから振り返ると加速度的に仕事の付き合いが増えてきた。

会社としてBtoBをベースにしていると、自然と社長つながりは増えていく。

だが営業パーソンが積み上げるビジネス上の人脈とは違うところもある。


40歳過ぎたあたりから、日本人との付き合いに加えて、ベトナム人との関係が増えていった。言語的なコミュニケーションが不十分でもそれなりに信頼関係が築けることが分かった。もっとも、それはゴルフや飲み会や一緒に旅に出るというケースでの話だが。


そして、50代になって、シニアの方々との交流が一気に増えた。

自然発生的と言うよりは、日本の高齢社会の様々な問題や課題解決に寄与しようという動機からだったが、正直、ビジネスとしては中々成立しない世界で、気付いてみたらビジネスを抜きにしたシニアの方々との交流が日常の中で圧倒的な時間を占めるようになった。


こんな感じて、私の人付き合いは、変化と言うか進化と言うか、想定外に進んでいるが、今時点で振り返ってみても、今の感じが実に心地よいのである。


いまだに、会社経営をしているので、いわゆる企業の業績はいの一番に気にしないといけない立場で、ビジネス目線で人と接することは多い。ただそれは限られた人達である。


いまは、1:9ぐらいの比率で、仕事抜きにした付き合いが多いし、実際そういう方々と一緒に過ごす時間が圧倒的である。

今、日本は人生100年時代が視界に入りつつある中で、生涯学習についての関心が高まっているのは間違いない。


学習については、私たちは、子供時代の義務教育から始まって、大半の人が受験勉強に流されていく。社会に入れば自分が属している会社の業績貢献のため学習が要求される。人付き合いもそれと並行して、学校から会社へと広がってはいくが、残念ながら社会との交流を積極的に持つ人は少ない。

これはある意味致し方ない部分もある。やはり、仕事が中心である大人は、人付き合いも仕事中心になる。そうするとどうしても、似た者同士の付き合いがベースになる。


人が成長するための学びの方法は、今の時代は本当に沢山ある。従来からの本や読み物に加えて、今はネットを見れば、学びに役立つ情報も溢れているし、動画も充実している。その時になれば、学びのコンテンツはどこからでも手に入る。


最近、こんな環境下で思うことがある。

やっぱり、人付き合いは楽しくもあり、難しい。 

当たり前の話だが、相手がいるので、自分の思い通りにはならない。馬が合うかどうかに加えて、仕事のやり方や目的意識と言った部分でも相当千差万別だ。だから、今思うことは、人は一人一人が違う。流石に、短期間に1000人とお付き合いすることは不可能だが、一般的に言われる一人の人が平均的に付き合える人数は100人から150人ぐらいである。

これはダイバー理論としても紹介されている。

こんなことを考えたら、限られた時間限られた人付き合いの中で、何を学ぶかは大切だ。


似た者同士になりがちな人付き合いを、全く、変わった形にしていければ、とても刺激的になるような気がする。かといって、今、密にお付き合いしている方々との付き合いをどうするか?

頻度を減らすか?飲み会やゴルフを減らすか?

なかなか、悩ましいことである。


以上

近藤昇オフィシャルサイト

ブレインワークスグループ CEO 近藤昇