多様性と共生がこのまま浸透すると日本も変わる

多様性と共生。

セットで使われることも多くなった。

私も、いつものビジネス活動の中でも日常的に使っている。


多様性は、私の中ではもともと環境ビジネスに関わったり地球環境の問題を考えたりする時に必ず登場する生物多様性からの視点が強い。


また、ダイバーシティという言葉がここ数年流行っているが、これは日本語に直せば多様性である。日本国内だけ見ても、女性活躍、シニア活躍といった多様な社会に変化する過程あると言える。


そこにコロナ禍で、ほとんどの日本人が否応なしに、世界は共通だということを痛感したし、世界が一つになって今の試練を乗り越える意識も高まっている。


そして、色々とあったと思うが、数十年ぶりの東京オリンピックとパラリンピックが終わった。

改めて考えてみると、世界からスポーツで200か国以上の国から集まる。

自然と多様性とは何かを感じる機会にもなった。特に、パラリンピックでは、様々なハンディを持った人たちの感動的な活躍や勇姿には、もはや国籍云々ではない、同じ人間として何に共感し想いを共有し生きていくかのメッセージも私は改めて受け取ったように思う。


共生に関しては、私は地球との共生、自然との共生、新興国との共生、地方との共生という具合に特に好んで使ってきた。

最近、知り合う経営者の皆さんは、共生や多様性の企業創り、社会貢献という事をど真ん中に経営している方が多くなった。


それだけ、社会は動いているということと、それを敏感に感じ取った経営者が行動に移しているということだと思う。


私は特に、創業間なしの頃から、新興国ビジネスにどっぷりはまってきた。

正直、未だにこの分野で儲けることは出来ていなくて、ビジネスライクに言えば、先行投資ということが続いている。

しかし、まだ新興国の存在にあまり関心がなかった20年ぐらい前のベトナムや東南アジアの国々との付き合いは、最近大きく変わってきた。

コロナ禍でブレーキかかかった感があるが、この流れはもっと加速していくと考えている。


それは、今、仮に会えなくても、つながりは維持できる環境が幸いにも存在する。

多様性を前提にして、つながって共生する。私の考えるこれからの社会やビジネスプラットフォームのあるべき姿だと思っている。


偏見やギャップ意識が多様性の受け入れや共生を阻害すると思う。

まずは、思い込みをなくしていくこと、そして、正しいあるがままの状態や姿を知ること。


例えば、日本国内で都会の日本人とだけ接して育ってきた子供が、大人になって、自然と触れ、新興国の人達と仲良くするということで考えても、なかなか、ギャップ感がある。

これは、今の子供たちが高齢者と接する機会がないのに近い。


そういう意味では、実体験の前に、少なくとも情報を伝える必要を感じる。

もちろん、自らが意識してそういう情報に触れさせることも大切だが、まずは、大人や社会がそういう環境を創っていく。

そして私たち自身がもっと、多様性の社会、多様性の人間、生物多様性などを当たり前に学びなおす。そうすると自然に私たちは、人類が誕生して以来、ずっと、共生してきたのであるという事に気づく。

自然、生き物、地球。

色々な視点はあるが、私たちはこの地球の上で、いままでもこれからも共生していくことが必然なのである。


このコロナ禍を機会にこの気付きを持った人は多い。だからこそ、これからの日本や世界は大きく変わっていくことに期待しているし、自らも先頭に立って走っていこうと思っている。


以上

近藤昇オフィシャルサイト

ブレインワークスグループ CEO 近藤昇