雑用は苦手ですか得意ですか?

雑用と聞いて、皆さんはどう思いますか?


苦手、嫌い。こういう感覚の人も多いと思う。

では、雑用はちゃんとできますか?

苦手ですか得意ですか?と聞かれたら、どう答えますか?


私も働いて、40年近く。自分自身の経験もそうだが、数えきれない人たちと仕事をしてきた。中には、ベトナムやルワンダなどの新興国の人もいる。その結論でもあるのだが。

率直に書くと、雑用ができない人、苦手な人は、一流になれない。


私なりの解釈をすると、雑用が得意か苦手かと、好きか嫌いかは違う。

例えば、仕事していて、誰にでも関係があることの一つ。交通費精算。今は、クラウドでできる時代になりつつあって、この仕事も楽になってはいるが、結構手間である。

しかし、これがないと、ちゃんとした会計は出来ない。だから、必ずしないといけない。


また、新入社員の頃、書類のコピーは定番の仕事になる。最近では、ちょっとしたコンビニへの買い物があるかもしれない。

こういう仕事を好きかどうかという視点もあるが、意欲的な人ほど、こういう仕事をさせるとちょっとめげたりする。


典型的なのが、40歳過ぎた前評判がバリバリの中途入社の人に、自分のことは自分でしてください。コピーは自分してください。身の回りのことは自分でしてください。と言うと、ストレスを感じることが多い。


実際、私は中途社員が入ってきたら、誰か同僚や部下に頼むのではなく、まずは、自分でなんでもやってもらう。

特に、大企業で働いていると様々自分の仕事をフォローしてくれるアシスタントや部下がいる。

そうすると、そういう人は、雑用という感覚の仕事は、自分がすることではない。と思い込んでいる。


もちろん、それで大企業では、機能していたかもしれないが、中小ではそうはいかない。私は、中小企業の強みというのは、規模にもよるところがあるが、基本は、何でもできる人が揃っていることだと思う。


誤解がないように少し書くと、それは専門職スキルを幾つも身に付けるということではない。会社が円滑に活動するのに必要な専門的ではない仕事に精通しておくこと。という意味である。


改めて、雑用を調べてみる。


デジタル大辞林によると、

1 こまごました、いろいろの用事。ぞうよう。「雑用に追われる」


2 こまごましたものの費用。雑費。「雑用の払いを済ます」


こういう表現を見ただけで、一般の人には、楽しそうには思えない。

だが、考えたらわかることであるが、雑用と言うのは仕事スキルとしては簡単にできることが多い。だが、タイムリーであったり丁寧さが要求されたり。そもそも、漏れがあってはならないのが雑用なのである。


だから、気配りや人間力を磨くという意味でもとても重要な仕事である。

私は創業以来、概ね男子社員には、常にこの雑用的な仕事を自分でこなすように躾してきた。結果が良い方向に出たかどうかについては、自信をもって言い切れないが、考え方は今も変わらない。


世の中変わりつつあるが、世間では、雑用は概ね女性にしてもらう。という意識の男性が多い。特に、昭和の世代だ。OLという役割をそう捉えていた人も多い。

若い頃は、積極的に雑用を数多くこなして、仕事というものの本質を掴んで欲しい。また、人生100年時代のシニアの方には、今一度、仕事だけでなく、身の回りの雑用を積極的に引き受ける。

そうすれば、ハッピーなセカンドキャリアが待っていると思う。


この短いブログの中に、なんども、雑用を使ってみたが、やはり、一度染みついた感じの印象は良くない。

雑用ではなく、大切な用事と言う表現がぴったりくると思う。


以上

近藤昇オフィシャルサイト

ブレインワークスグループ CEO 近藤昇