久しぶりにオンサイトで講師して感じたこと思ったこと

人間とは不思議なものだ。

よく習慣化という話もあるし、一方でマンネリ化という話もある。

オンラインとオンサイト。

一見、この対極にあるような人と人とのコミュニケーション。

実際、何がどう違うのか?

実際やっている当人でないと気づかないことも多いのではないか・・・。


10月18日の日曜日、私は、ビジネスパートナーでもあるNPO法人農楽マッチ勉強会の山本文則さんの依頼で、セミナー講師をした。

余りにも久しぶりで、最近にない緊張感と新鮮な感覚がいっぱいだった。


そして、思い出したことと、新たに気付いたことが幾つかあった。

先に結論を書くと、多分、あと数回、オンサイトのセミナーをしていれば、元の感覚に戻るような気もしている。実際は、コロナ禍なので、当面は実現しそうにないが。


話は全く変わるが、私の趣味の一つはゴルフ。怪我からのブランクの2年を埋めようとして、半年。月1回のプレイでようやく、元の感覚だけは戻って来た。プレイ自体のスキルは練習もほとんどしないので、当面は、低空飛行だと思う。

講師することとゴルフはもちろん、全く違うが、ブランクを考える上では似ているところがある。


私は仕事柄、20年以上前からセミナーの講師を中心にオンサイトで話してきた。言い換えれば、会場セミナーである。私は最近は、オンサイトセミナーと呼ぶことにしている。


多い年は、講師として依頼されたセミナーが年間100回を超える時もあった。

ここ10年ぐらいは、国内外で、自前開催を主流にしてきた。そして、オンサイトセミナーやイベントをオンラインでも同時配信してきた。


実は、オンサイトセミナーの会場からオンライン配信することは比較的簡単だ。

気を付けることは、言うまでもなく通信回線の状態と、あとは、カメラ位置、音声がクリアーに拾えているかどうか。講師によっては動きが激しければカメラから外れるので、これは厄介だった。


こういう環境下で、オンサイトのセミナーをする講師は、目の前にいる聴講者の顔を見て話しすればよい。時々、オンライン用のカメラを見る必要はあるが。

コロナ禍になり、皆一様にオンサイトセミナーが出来なくなった。不慣れな人達が、オンラインでしゃべるようになった。


誰でも経験すると分かるが、相手が見えない中で話しするのは、最初は大変だ。

正確に言うと、全く視聴者が見えないやり方と、視聴者の顔が見えるやり方があるが、後者であっても、実際に同じ会場にいる聴講者の顔を見て話しするのでは全然違う。

とは言え、冒頭でも書いたが、人間は慣れてくる動物だ。


オンラインでは、このような状況でも何回も話していると普通にしゃべれるようになる。

むしろ、相手の反応を気にしなくてよいので、結構、勝手気ままに主義主張も明瞭にできる。一方、話は脱線しやすいとは思う。相手の反応を感じれないと、軌道修正はなかなか利かない。

概ね以上が、オンサイトとオンラインの違いかと思う。


私は仕事柄、両方してきたので、どっちが難しいか?と聞かれたとすると、比べるものではないと答えるだろう。スポーツで言えば、野球と卓球ぐらいに違うと考えればよいのだと思う。ルールも違うし、使う筋肉も違う。当然、実際のプレイも違う。


しかし、今、世の中には、オンラインとオンサイトの違いのはざまで迷っている人は多いと思う。

その方々のために、最後に少し双方のメリットだけを書いておきたい。


まずは、オンサイトセミナー。

これは、久しぶりにして見て改めて実感した事でもあるが、やはり、聴き手の一人一人の反応が鮮明にわかる。聴き手と話し手が一体になって、表現が創られていく。

こういう感覚でのアドリブは、その後の聴き手の方との関係性構築の下地作りになる。そういう意味では、ダイレクトなつながりになるような場である。

そして、講演終了後に、聴き手と直接話する。ますます、関係性が醸成される。言い換えれば、とっておきの生セミナーという感覚かも。


オンラインセミナーの場合はどうだろうか?

自分の主義主張、考えなどを明確にコンテンツ化したい、人に伝えたいと思えば、断然こちら。理由は簡単で、目の前に聞いている人がいないので、話がブレない。

自分の中だけで完結できる。極端に言えば、誰も聞いていなくても壁に向かってしゃべる感覚だ。だから、話のトレーニングには最適かもしれない。

結論は結局、双方にメリットがある。

今後も両者の違いを折に触れて書こうと思う。

両方活用するのもよし。片方だけにするのもよしだと思う。


以上

近藤昇オフィシャルサイト

ブレインワークスグループ CEO 近藤昇