クラウドサービスが急速に普及する今、知っておきたいこと

クラウドサービスはご存じだろうか?

IT業界用語だが、結構一般にも広がりつつあるのではないだろうか?


私達は日本国内において、水道やガスは料金さえ払っていれば、自由に使える。

いつでも欲しいときに使える。

こういうイメージのサービスは公共料金的なものに多い。


また、最近は、シェアサービス、サブスクサービスというのも流行っている。

まあ、これは特段目新しくなく、シェアサービスは車をシェアして使いましょう。別荘をシェアして使いましょうという話だ。


サブスクも目新しく聞こえるが、定期購読と書けば、数十年前から私達にも馴染みだ。


やはり、このあたりが新物として喧伝される最大の要因は、IT活用を前提にしているからだ。これを革新的と言えばそうだが、単なる昔から存在したビジネスモデル、サービス形態をIT活用型にしただけとも言える。


話をクラウドサービスに戻すが、このクラウドは、水道のようなものだと先程書いた。

少し専門的に書くと、ITのサービスを提供しようとすれば、基本的にはコンピューターとソフトウェアが必要だ。これは数十年前から存在する。そして、これを通信でつなぐと遠隔地の人も使えるようになる。


こういう形態も私が社会人になった約40年前でも普通だった。ただ、その頃は、通信は専用回線という今から考えれば、特殊で用途限定でコストも高かった。

その後、インターネットが登場して、今に至る訳で、特徴としては世界中がつながる、日々、通信スピートが早くなる。そして、利用する人達は、ただで使えると思っている人が多い。


コンビニしてもカフェにしても、Wi-Fiサービスとして提供しているし、このありたは進化する一方だ。もう一つは、スマホや携帯の回線を使って通信をする。4G、5Gというあれだ。


こういう科学技術が発展していく過程で、ある程度基盤のある企業やベンチャー企業が、自前で、ITの仕組みでサービスを構築して、今の充実しつつある通信回線を使って、自社のサービスを使ってくださいと提供する。これがクラウドのイメージだ。


当然、水道やガスと同じように、おおもとの仕組みがどうなっているかは理解する必要はないし、心配する必要はない。

ITの場合は、サービスになるので、基本的には目に見えない。だから、雲のような感じのサービスということになる。


さて、ここまで話は長くなったが、水道やガスを使うのにはさほどリスクはない。

では、このクラウドサービスではどうだろうか?

今は、何から何まで、クラウドサービスでスマホ操作するという流れだ。


こういう状態にリスクはないのだろうか?

企業経営においては、情報資産の管理やその漏洩などに関しては、リスク対策の中でも最大の関心ごとになる。 


一番危険な状態というのが、そういう重要な情報はクラウドサービスに預けたのみで、全く、その元本データもバックアップもないですとなった時にどうなるかだ。


基本的に、クラウドサービスに依存することは、重要な情報を自分たちは保有せずに、外部に預けたままであるということである。

例えば、銀行に預けたお金。これはほとんどの人は安心だと思っている。

ただ、新興国などでは、銀行は信用できないから、タンス預金という田舎の人たちは沢山いる。これは日本の昔も一緒だろう。

 

今のクラウドは銀行ように信用できるほどハイレベルではない。

経営者としては、こういうクスリにも意識に向けることでITリスクを考えるきっかけになると思う。


以上

近藤昇オフィシャルサイト

ブレインワークスグループ CEO 近藤昇