新興国の人達と働くことはいつになっても新鮮

ネパールという国を、どれだけの日本人が知っているだろうか?


あのエベレスト山があるヒマラヤ山脈のふもとの小さな国と聞けば、ピンと来る人も多いのではないだろうか?


超大国のインドと中国に挟まれた国である。

特に、インドとは様々なつながりがある。

インドはITで世界的に有名になった。

ITやハイテクと言えば、シリコンバレーだが、もう20年以上前から、IT立国としてインドは世界から注目されてきた。


その隣国だけにネパールもITが発展する素地はある。

私が、初めてネパールを訪れたのは、今から4年前になる。もっと、足しげく通うつもりだったが、コロナ禍で足止めだ。


先日、ネパール人のITエンジニアの最終面接をした。英語の経歴書には、自分の強みが書いてある。環境の変化に適応する力と学ぶスピードに自信があると。他にも幾つか書いていたが、事前にその内容を見ただけで、採用しても良いと思っていた。実際に面談してみると、とても好感が持てた。


新興国の人材採用に関して、面接をオンラインで行うことは、もう10年以上前から行ってきた。日本人との面接でも最近はオンラインが増えてきたが私は採用面接はオンラインで十分だと思う。


日本人は言うまでもなく、新興国の人材採用に関して、直接の面接はすでに1000人は軽く超えているが、結局面接ではわからない。

幾ら直接会って30分話したところで、最終面接に残ってくるような人物は、仕事をやってみて、実際にいけるかどうかは、結局はやってみないと分からない。


今、私の会社には、多くの職種で新興国の人材が戦力になっている。ITエンジニアでいえば、ベトナム人、ネパール人、ルワンダ人がいる。

私は今もITの仕事には直接関わっているので、彼らとコミニュケーションしたりMTGしたりすることは多い。


通訳を介して、色々と考えを聞いたりアドバイスをしたりするが、一言でいうと、彼らとの関りはとても新鮮だ。


まずは、彼らの未来を想像したらワクワクする。

それは、私が35年ほど前に日本で一緒に働いたことがある中国人との付き合いの経験であったり、22年前にベトナムから日本に来たITエンジニアの研修生であったり。


彼らの成長の過程を見ていると、本当に常に驚きの連続だった。そういう体験を今のネパールやルワンダに当てはめると、あと5年、10年先の彼らの国の発展と、彼ら自身の成長が楽しみでならない。


もう一つは、それぞれの国で教育を受けてきた人たちに、如何に責任をもって、単なる日本流ではなく、世界で通用するグローバル流の仕事のやり方、ノウハウを教えることも新鮮で身の引き締まることである。


当然、こちらも、毎回が学びながらになる。彼らの社会でどういうことを学び、体験してきたかを、コミュニケーションを通して、少しずつでも知ることがは大切だ。


ある意味で世界は多様なのである。日本人同士であれば、お互いに生活してきた環境や学びのベースが近いので、特段気にする必要のないことでも、全く未知の国の若者の接することは、何歳になってもとても新鮮なのである。


働いた年数だけが重なっていくと、たいていのことは昔取った杵柄で何とかなってしまう。私は、それが成長の阻害要因だと思っている。

幾つになっても学びに貪欲で謙虚でありたいものだ。

日本の新人と仕事することも新鮮で楽しいが、新興国、特に未知の国の若者達と仕事することはもっと、面白い。

多くの経営者にお勧めしたい。

新興国人材の活用はビジネスではあるけれども、こういう体験は、ビシネス抜きにしても価値がありますよと。


以上

近藤昇オフィシャルサイト

ブレインワークスグループ CEO 近藤昇