「AIができること」よりも、「人間がしたいこと」を軸に考える

生成AIに日々触れていると、どうしても「AIにできること／できないこと」という思考に引っ張られがちになる。これは決して悪いことではない。むしろ冷静な分析や活用の可能性を検討するうえでは必要不可欠な視点である。しかし一方で、この視点に偏りすぎると、私たち人間自身の“本来の軸”を見失いがちになると、私は日々感じている。 「今日できなくても明日できる」AIのスピード感 AIの進化は、言うまでもなく想像を超えるスピードで進んでいる。昨日まで難しかったことが、今日には簡単にできるようになっている。そのような日常を私たちは今、生きている。しかも、特別なITの専門家でなくても、ちょっとしたプロンプト