「褒めてくれるAI」とどう付き合うか ― 顧客満足と自己満足のあいだで|近藤昇の「仕事は自分で創れ!」
生成AIを日常的に使っていると、ある特徴に気づく人が多い。それは「褒めてくれる」ことだ。 私自身も使い始めた頃、何気なく入力したアイデアや文章に対して、生成AIが「素晴らしい発想ですね」「とても共感できます」といった肯定的なコメントを返してくれることに、少なからず心地よさを覚えた記憶がある。人間とは単純なもので、少しでも褒められると、「もう少し使ってみようかな」「このAI、わかってくれてるな」と感じてしまうのだ。 これはある意味で、AIが「良い人」になっているように見える現象でもある。 だが、私は長年IT業界に身を置いてきた立場として、これを冷静に見ておきたいと思っている。というのも、
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