アフリカに関心を持つ人が増えてきた理由を考えてみた

最近、アフリカに関心を持つ人が増えてきた。

一般的なデータでもなく何かのメディアで見たのでもなく、私の身近でそう感じるようになってきたのだ。


私は、アフリカには数年前から縁があって、東アフリカの小国ルワンダを中心に活動している。

2016年5月に初めてウガンダに訪問したのが、私のアフリカデビューだ。そして、同年の9月に、ウガンダの隣国のルワンダに現地法人ブレインワークスアフリカを設立した。


今、ITエンジニア中心に社員が10人ほど活動している。

ルワンダは、ルワンダの涙やホテルルワンダの映画で知っている人が思ったより多い。それだけ衝撃的な悲劇が約30年前に発生した国だ。そこから奇跡の復興を遂げた。


縁があって、2020年1月に東京でカガメ大統領と懇談する機会があった。

私が2000年以前からのベトナムの活動を伝えると、その経験やノウハウを活かして、ルワンダに貢献して欲しいとメッセージを頂いた。

あの時のやりとりは今でも鮮明で、私のアフリカビジネスの指針になっている。


コロナ禍の中、先行きは分からないが、少なくとも経営者の視点は変わったと思う。

その一つは、世界に視野が広がったということ。

日本のコロナ対策も大変だが、新興国や発展途上国の方がもっと困難な状況にあるのは、誰が考えても明らかだ。

まして、今回の困難は、世界が一つになって克服することが最善である。その方向には向かいつつも、一部、自分だけ、自分の国だけというエゴもあちこちで見られる。

私は人類の正念場だと思っている。


そしてもう一つは、健全なサプライチェーンを構築する動きが加速しているということだ。今までは、概ね北側にある先進国は、南側の遅れた国から搾取して経済発展してきた部分がある。この構図はもはや限界にきていることは明らかで、地球環境は全体で解決する視点と行動が必要である。


その中で、新興国や発展途上国の成長を促進しつつ、いかに、地球環境に配慮した新しい経済のしくみや生活スタイルを構築することが急務だ。

SDGs、ESG投資、カーボンニュートラルなど様々な取り組みも始まっている。


こういう経営者にとって、意識して経営の拠り所にするべき視点が地球規模に拡がってきた訳である。また、コロナ禍で人間とは何かを見つめなおす人も増えたと思う。


こういうことが相まって、人類発祥の地であり、まだまだ、遅れた国が多いアフリカに意識が高まって来たのではないかと思う。


それと少しは、私たちが、アフリカの活動をしながら、アフリカに関する情報、それはビジネスだけでなく、様々な社会の課題や生活スタイルなどについても積極的に発信を続けてきたことも、少なくとも私のつながっている方々には、影響があるのではと思っている。


これは、私が20年前からベトナムで体験してきたこととよく似ている。

別に日本人がということではないが、おそらく日本人は世間に流されやすい。皆が行くから自分も行くと言う人も多い。それは、ベトナムに対する日本人の関心度の変化で感じた。


20年前は、特定の人しか見向きもしなかったベトナムが10年ほど前から、大きく潮目が変わってきた。注目するべき国になり、今は、経営者にとっては、最重要なアジアの国の一つになった。こんな感覚からすると、今、アフリカは10年前のベトナムのような気がする。


先日、ビジネスパートナーからアフリカの本を紹介された。タイトルは” 超加速経済アフリカ―LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図”

本の内容も面白かったが、それ以上にアフリカをテーマのこういう本が人気になるということが私には強い関心になった。


もともと、アフリカは日本からは遠いので、ベトナムほど近くなく、訪問頻度も増えないだろうが、コロナ禍が落ち着いたら、一度はアフリカに行って見たいと考えている方々をお誘いして、とびっきりのアフリカワーケーションツアーを企画しようと準備を始めた。

もちろん、仕事でもあるが、人生を楽しむツアーにできたらと思っている。


以上